JVIA 一般社団法人 日本真空工業会

会長　今村　圭吾

2020年に始まった新型コロナウィルスのパンデミックもほぼ終息し、2024年は経済活動や人の移動も本格的に活発になりました。ようやく訪れたマスク無しの普通の生活に改めて感謝したいと思います。
このようなコロナ禍の中でも日本真空工業会（以下JVIA）の活動はその歩みを止めず、その時々でできる事を試行錯誤して前に進んでまいりました。経済活動の停滞や、物資の供給不安定、エネルギー・食料等の価格高騰、労働需給の逼迫、歴史的な円安等々の諸課題の中でも、辻村前会長は持ち前のリーダーシップを発揮されて、JVIAをけん引頂き、その解決に取り組んでこられました。そのご功労に心から敬意を表する共に、厚く御礼を申し上げます。
本日開催されました第9回定時社員総会、それに引き続き開催されました第35回理事会におきまして、一般社団法人日本真空工業会第22代会長を仰せつかりました今村でございます。長い歴史と伝統を持つ日本真空工業会の会長を務めさせて頂くこと、大変光栄に存じますと共に、その責任の重さを痛感しております。皆さまのご支援を賜りながら、この大役を全うすべく微力ながら邁進いたしたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。
　活気をとり戻しつつある世界経済ですが、特に半導体業界や自動車業界等の活況に伴い、我々の真空関連の装置や部品、材料も活躍の機会が増え、まさに発展の好機が訪れているといえるでしょう。2024年度のJVIA活動としましても、皆様ご承知の通り盛りだくさんでございます。各委員会の活動プログラムを進め、日本表面真空学会様とは更なる交流を強化して産学連携の協力体制で真空技術の普及に貢献してまいります。
また、2025年の設立40周年を迎える準備も重要となります。「J40プロジェクト」の3つのワーキング活動を中心として進めてまいります。
昨年度のJVIAへの入会（正会員、賛助会員）数は過去最高水準でしたが、更に新会員企業様が増加し、ますます発展していく「入って良かった真空工業会」になるように取り組みを進めると共に、会員皆様へのご要望にお応えするべく尽力いたす所存です。
ご指導ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

一般社団法人 日本真空工業会　会長　今村　圭吾