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真空ポケットボック

真空ポケットブック 改訂版

真空ポケットブックは2005年に日本真空工業会創立20年を記念して発行されましたが、2015年30周年を迎えるにあたり内容を大幅に見直し、改訂版が発行されました。企画委員会の30周年プロジェクトチームのもと、関係委員会の委員の皆様方の協力で全面改訂が行なわれました。JVIA会員限定で、500円+税(送料別)にて配布しています。会員でご希望の方は事務局までご連絡ください。(info@jvia.gr.jp)

目次
真空の歴史
真空技術と産業
(1)圧力の世界
(2)真空技術の木
(3)真空薄膜の木
(4)真空の用途
(5)真空産業の構造
真空機器の動作原理と特徴
(1)真空ポンプ
(2)真空計
単位
(1)単位とは
(2)真空の単位
(3)単位換算表
真空計算
各種真空規格
(1)国内規格と国外規格の対比
(2)真空フランジの規格
(3)真空装置用図記号
各種真空材料の特性
(1)元素の周期律表
(2)各種材料の融点
(3)水の飽和蒸気圧
(4)真空機器と金属材料
(5)金属元素の機械的特性
(6)ステンレス鋼
(7)鉄系・アルミ系・銅系材料
(8)油脂系材料
(9)樹脂系材料
(10)真空蒸発材料
(11)ターゲット材料
真空応用技術
(1)ガス分析法
(2)表面分析法
(3)リークテスト法
(4)真空成膜法
数の呼び方
技術略語集
JVIA売上推移
JVIA統計産業別
海外業界団体
関連団体
経産省の政策
真空関連法規
(1)環境法規制体系図
(2)日本の安全保障貿易管理
(3)海外法規
調査会社・団体リスト
JVIA会員情報
(1)会員一覧表
(2)会員地図

初歩から学ぶ 真空技術

syoho日本真空工業会として初の出版物です。真空関連企業の技術職新入社員、あるいは営業職社員向けの大変分かりやすい真空の入門書です。 現場で知っていなければならない事柄を、実際に現場で作業している技術者が分かりやすく執筆しています。さらに、真空の広い応用分野を網羅し、具体的な例を挙げて解説しています。是非ご一読ください。 日本真空工業会 発行 定価 本体2,700円+税

基礎講座

第1章 真空について 第2章 真空計測 第3章 真空ポンプ 第4章 真空用材料 第5章 真空部品 第6章 真空系の構成 第7章 リークテスト 第8章 真空技術の応用 第9章 真空化学装置 第10章 真空薄膜形成・加工装置-成膜 第11章 真空薄膜形成・加工装置-エッチング 第12章 分析・試験装置

応用講座

第13章 光学薄膜と真空技術 第14章 雑貨・装飾分野と真空技術 第15章 エネルギーと真空技術 第16章 金属・機械工業と真空技術 第17章 食品、医化学と真空技術 第18章 半導体工業と真空技術 第19章 記録・表示媒体と真空技術 第20章 電子部品と真空技術 第21章 新素材と真空技術 第22章 宇宙開発と真空技術 第23章 素粒子研究・理科学機器と真空技術

日本真空工業会で販売しておりますので、書籍名、必要部数、送付先(Fax. Tel. E-mailもご記入ください。)を明記のうえ、FAXで下記へお申し込みください。 (別途送料:1册310円、2册380円、3~5册450円、5册以上無料)

真空の科学

真空と科学
著者     木ノ切 恭治 元日本真空工業会専務理事
出版社    日刊工業新聞社 定価  本体1,500円+税

書評
日刊工業新聞社から刊行されている「おもしろサイエンスシリーズ」に、日本真空工業会元専務理事の木ノ切恭治氏の筆になる「真空の科学」が登場した。業界内では久しい以前から、先端科学技術の基盤を自負してきた真空技術であるが、真空自体が目には見えない宿命のためか、世の中での認識は業界内で期待する程ではなかったように思う。様々な技術分野を一般向けに紹介する「おもしろサイエンスシリーズ」の1冊として取り上げられたことを祝したい。 この本の特徴は、真空を如何に作るかとか測るかといった真空技術の基礎について説明することを避け、真空環境の特質が如何に我々の生活を豊かにするのかという視点に重きをおいて真空技術を紹介していることである。真空の5大機能として冒頭に列記されている「差圧」、「断熱」、「蒸発」、「無酸素」、「放電」が、どのような応用に結びついているのかが具体例に則して説明されている。こんな所にも真空技術が介在しているのかと驚くような例も少なくない。真空産業に関与する多くの人達にとって有益な知識の源であり、家族・友人をはじめとする真空関係者以外の人達から発せられる「真空って何?」という質問に答えるための基礎教養として役立つ内容である。この本の内容に加えて、この本には詳しく書かれていない真空技術を応用する上での苦労話やポンプや真空計の話を、少しだけ付け加えることで、真空のエキスパートを任じる方々に対する世間の認知度が格段に向上することを確信する。 どのような読者を「おもしろサイエンスシリーズ」が想定しているか定かではないが、技術分野に全く無縁な人々をも対象にしようとすると、なお改良の余地があるように思う。真空に関する部分の記述はわかりやすく、業界用語を極力使わない方針が貫かれているのに対し、産業応用における真空以外の部品や機構についての解説では、技術を専門としない人々にとって耳慣れない用語が頻出している。図版の説明についてもこの傾向があるように思う。また、「高い真空」「低い真空」といった一般の読者を戸惑わせる用語を排除していただければ、更に一般向けの真空技術紹介として読みやすいものとなるように思う。また、先端科学やナノテクノロジー応用では、「超清浄」というような真空の機能で分類することも一般の理解を深める上で有効ではないか。 いずれにせよ、真空ジャーナルの読者の皆様にとっては、上記のような心配は杞憂である。世の中に対する真空の常識を蓄えておくことは有益であり、一度手にとってご覧になることを勧めたい。

岡野 達雄
放送大学特任教授 東京文京学習センター長 前(一社)日本真空協会(現(一社)日本真空学会)会長

 

真空物語

「あるセールスマンの真空物語」
川田 鶴勇
日本真空工業会  日本真空学会 会員会社
VAT株式会社 (旧社名:エス・ケイ・ケイバキュウムエンジニアリング(株))創立者

書評
ある展示会を見学していた時、私の携帯電話に突然川田さんから電話が掛ってきた。川田さんと私の交流は日本真空工業会時代に、会員訪問で訪れた赤穂の本社工場を訪問した時に会って以来続いている。大変懐かしく、しかし先方は用事があっての電話であるために、用事を伺った。その川田さんが云うには“今本を書いている。ある人物の下の名前が思い出せない。貴方のいた会社の人なら知っているのではと思い電話したんだ”と仰る。その後“真空業界の実績は如何か”という電話を戴き日本真空工業会のリリースした統計データを提供したことがある。それから1年余り、完成した著書を拝見して驚いた。川田さんの著書は実に鮮明な記憶と緻密な調査に基づいて、昭和中期の真空装置がどのようなニーズに応えて開発され、どこに納入されていったのかを克明に綴っている。しかも当時の社会情勢や産業の実態を併記し、その真空装置がどのような事情で作られ、使われたかにまで触れている。今まで技術者が書いた産業史のような論文は読んだが、このような営業畑の方が書かれた論文は初めてである。その時代は1951年~2010年頃までの半世紀以上にわたっている。彼の歩んだ“真空”の道は日本の真空業界の黎明期から成熟期、バブル崩壊とその後までを網羅している。その中で“あるセールスマン”が信念を持って販売してきた製品群がその当時の日本の産業界を牽引したことは間違いない。この本はそのような人生を送られた“川田さんの真空物語”である。読み進むにつれて実にその想いが伝わってくる感動の書でもある。日本の真空産業がどのように歩んで発展してきたのか、経営者や技術者、営業畑の人たちにとって、今も役立つ示唆や指針を感じるものと思う。

本書の内容を目次から概観すると以下のようになる。

第1章 浜の少年愛媛県の西端、八幡浜市(当時は矢野崎村)の片田舎に生まれた少年が、土地の風土、歴史、周辺の漁業、産業、濃いつながりを持つ地域に囲まれて育っていく。・・・・・美しいふるさとに生まれて育まれた少年時代の回顧録。 (24頁)

第2章 矢野が丘に草萌えて日本が日中戦争に突き進む政情不安の頃、川田少年は何を感じたのか、その中で上京し挫折を体験しアルバイト先で「真空」とめぐり合う。・・・・・少年期を過ごし希望に胸を膨らませて上京した青年が不安な政情の中で挫折を味わう苦悩の心情を描く。 (30頁)

第3章 真空の門 徳田製作所時代伯父の紹介で徳田製作所に入り、「真空技術」を売る会社の営業部門に所属して社会人生活をスタートさせ、真空を通して社会と産業を知るようにな。・・・・・晴れて社会人になり挫折から解放されて入った徳田製作所で学んだ「真空」の数々を新鮮な記憶でしるす。 (112頁)

第4章 真空の新天地 日本真空技術時代大きな社会の流れの中、日本真空技術に移り真空冶金装置事業、規格品事業、化学装置事業を経て、ソ連を中心とした海外事業部で活躍する。・・・・・日本真空技術で関係した各種真空機器と、共産国ソ連に売り込んだ冶金装置を克明に思い出しながら綴る。 (110頁)

第5章 飛翔 エス・ケイ・ケイバキュウムエンジニアリング時代して独立、起業する。スイスの真空バルブ世界的名門VAT社の販売権を得て起業し、超高真空、加速器、核融合、超LSI、液晶デバイス等あらゆる真空に係る。・・・・

独立して新しい会社を興し、新しい人材と世界のバルブと携わった各種真空を記す。(72頁)

第6章 随想76歳でエス・ケイ・ケイバキュウムを退き、自分の生きた社会人人生を振り返り、日本の昭和史を重ね合わせていた時に福島第1原発の事故が起こる。・・・・・

八幡浜から巣立ち真空三昧の人生を振り返って、福島第1原発事故に寄せた想いを語る。 (61頁)

木ノ切恭治 真空テクノサポート(日本真空工業会シニア会員、日本真空学会個人会員)

書籍の概要
発行元 : かまくら春秋社出版事業部  神奈川県鎌倉市小町2-14-7
電話 0467-25-2864
発行日 : (平成24年)2012年3月20日
装丁  : B6判 ハードカバー 433頁
価格  : 1890円(税込)
購入方法 : 近隣の書店で申し込み取り寄せする。又は直接かまくら春秋社に電話で購入申し込みをする等で求めることができます。 インターネットwebサイトに書籍名を入れて検索すると多数のインターネット通販サイトにて取り扱われており、どこからでも購入できます。

著者  吉村長光 ( 元日本電子株式会社 )
「Historical Evolution Achieving Ultrahigh Vacuum in JEOL Electron Microscopes」
2014年 Springer社 刊

新刊書籍紹介

真空技術をテーマとした本は数多く出版されている。その多くが、真空技術の入門書や真空技術の基礎を主体とした内容である。この様な中に特定の機器に用いられる真空技術を、その製品の初期の頃の問題点を掘り起こし、改良を重ねて現在世界有数の機器に辿りつくまでの足跡をまとめあげた書籍は珍しい。著者は元日本電子株式会社(JEOL)で電子顕微鏡の真空排気系設計の尽力してきた吉村長光氏である。この様な本を著した吉村長光氏に敬意を表して同著の紹介をする。

本書は全文英語で書かれており、以下各章の内容を紹介する。願わくば邦文での刊行も検討して頂きたいものである。
第1章 Introduction of the Electron Microscope
ここでは各種電子顕微鏡の原理などについて解説している。

第2章 History of JEOL Electron Microscopes
この章では世界及びJEOLの各種電子顕微鏡の歴史について解説している。

第3章 Accidents and Information, Instructing Us to Improve the Vacuum Systems of JEMs
著者が経験した電子顕微鏡に用いる真空排気系の各種トラブルを分析している。

第4章 Developments of the Evacuation Systems for JEMs
電子顕微鏡の排気系で油回転ポンプや拡散ポンプの問題点を明らかにしている。

第5章 Development of JEOL SIPs
電子顕微鏡の排気系に適したイオンポンプを開発するため、多くの著名な論文を参考にして、実用化に至った。JEMの電子銃室の排気系はこのイオンポンプが用いられている。

第6章 Ultrahigh Vacuum Electron Microscopes
超高真空型電子顕微鏡の開発のため、電界効果型電子ソースのメカニズムや排気系の最適化を図るための考察が述べられている。

吉村長光氏は2008年に今回の著書と同じくSpringer社から「Vacuum Technology Practice for Scientific Instruments」という英文の著書を上梓している。これも電子顕微鏡の排気系を設計する中、解決しなければならなかったガス放出や荷電粒子と表面の問題を解決するための理論的考察を行ったものである。更に2003年には「マイクロ・ナノ電子ビーム装置における真空技術」と題した著書をエヌ・ティー・エス社から出版している。いずれも氏のライフワークであった電子顕微鏡の真空排気系の開発に関連したものである。参考までに紹介した。これ等は電子顕微鏡に係わる人だけに係わらず、真空排気系に係わる多くの問題に直面している方には大変に参考になる書であると思う。

なお本書はインターネット検索サイトに書名を入力する事でSpringer、Amazon、楽天等書店や通販サイトに接続され各サイトから購入できます。Kindle版(電子書籍)での購入も可能です。

推薦者:木ノ切恭治(真空テクノサポート代表 元日本真空工業会専務理事)

 

 

 

 

 

   お問い合わせ

日本真空工業会・事務局宛 〒105ー0011 東京都港区西新橋 3-23-5 御成門郵船ビル 13階 TEL:03-3459-1228 FAX:03-3459-9405 E-mail:info@jvia.gr.jp